全国灯台気象観測記録
1868年、日本政府は灯台建設指導のために英国の技師R.H.Brantonを招きました。9年間の滞在中に、Brantonの指導のもと、全国で36灯台が建設されました。そして、1877年以降、各灯台では旧海軍(現海上保安庁・水路部)の管理下で、1日2回から8回の気象観測が実施され、そのデータ(マイクロフィルム)は長く気象庁に保管されていました。また、データの大部分は画像ファイル化(TIFFファイル)されています。
JCDPでは、科学研究費(学術振興会)の補助事業として画像データのデジタル化を進めています。そのため、オリジナルの画像データと一部デジタル化されたデータともに非公開としています。
全国灯台気象観測地点マップ
灯台気象観測点の位置(緯度・経度)と観測期間
1日2回の観測原簿例:品川灯台(1877年1月)
1日8回の観測原簿例:伊王島灯台(1882年7月)